2008年05月16日
日本人のメンタル
今回は、こないだもらった質問を考えてみますね。
Taiさんからです。
[ハセガワコーチ:こんにちは。僕も試合中の自分のメンタルの上下に振り回されるときが多々あります。気合いが入りすぎてもダメ、気合いが抜けすぎてもダメ。難しいですね~。かつて驚くべき強さを誇ったジミー・コナーズが「俺は全てのポイントがマッチポイントだと思って戦ってきた」と言っています。「これを落としてもまだ次がある」と思うか、「この一球で決まるんだ」と思うか、人それぞれということでしょうかね~・・・。あるいは「とてつもなく大きなチャンス」と捉えながらもそこを勝ち切れる人のメンタルが本当に強いメンタルということなのでしょうか!?]
というものなんです。
確かに余裕が油断を生んでしまうことは多々ありますよね。
「背水の陣」って言葉があるように、追い詰められると集中力が高まって良いプレーができることもあります。
でもね、これはマッチポイントというモノの考え方によると思うんです。
別に試合が終了するだけで何かを失うわけではないんです。
コナーズとて、この1ポイントで人生が決まる!
もしも落としたら、最悪の人生が待っている!!
なんて、思ってしまったら、通常のプレーは出来ないと思います。
メンタルの強さは、人それぞれ、そんなに変わらないんじゃないかと。
きっと、考え方や考えることが違うだけなんですよ。
でも、どうしても自分の物差しでその人のそのポイントを見てしまうから、すごくメンタルが強い人に見えてしまっているだけかもしれません。
マッチポイントでも自分のプレースタイルを変えなかったコナーズは、もしかするとマッチポイントとくらいのポイントでようやく人並みの緊張感を得られたのかもしれません。
逆に普段のポイントからマッチポイント以上の緊張感を強いられている人もいるかもしれない。
真のメンタルの強さを求めるなら、本当にこれ以上、後がないところまで追い詰めらないといけないんでしょう。
僕が、メンタルが強いな~と思う選手は、2通り。
すごい修羅場をくぐりぬけてきたか、もしくは、攻めることに迷わないように育ってきたかです。
つづく
Taiさんからです。
[ハセガワコーチ:こんにちは。僕も試合中の自分のメンタルの上下に振り回されるときが多々あります。気合いが入りすぎてもダメ、気合いが抜けすぎてもダメ。難しいですね~。かつて驚くべき強さを誇ったジミー・コナーズが「俺は全てのポイントがマッチポイントだと思って戦ってきた」と言っています。「これを落としてもまだ次がある」と思うか、「この一球で決まるんだ」と思うか、人それぞれということでしょうかね~・・・。あるいは「とてつもなく大きなチャンス」と捉えながらもそこを勝ち切れる人のメンタルが本当に強いメンタルということなのでしょうか!?]
というものなんです。
確かに余裕が油断を生んでしまうことは多々ありますよね。
「背水の陣」って言葉があるように、追い詰められると集中力が高まって良いプレーができることもあります。
でもね、これはマッチポイントというモノの考え方によると思うんです。
別に試合が終了するだけで何かを失うわけではないんです。
コナーズとて、この1ポイントで人生が決まる!
もしも落としたら、最悪の人生が待っている!!
なんて、思ってしまったら、通常のプレーは出来ないと思います。
メンタルの強さは、人それぞれ、そんなに変わらないんじゃないかと。
きっと、考え方や考えることが違うだけなんですよ。
でも、どうしても自分の物差しでその人のそのポイントを見てしまうから、すごくメンタルが強い人に見えてしまっているだけかもしれません。
マッチポイントでも自分のプレースタイルを変えなかったコナーズは、もしかするとマッチポイントとくらいのポイントでようやく人並みの緊張感を得られたのかもしれません。
逆に普段のポイントからマッチポイント以上の緊張感を強いられている人もいるかもしれない。
真のメンタルの強さを求めるなら、本当にこれ以上、後がないところまで追い詰めらないといけないんでしょう。
僕が、メンタルが強いな~と思う選手は、2通り。
すごい修羅場をくぐりぬけてきたか、もしくは、攻めることに迷わないように育ってきたかです。
つづく
コーチクラスの上級者の試合を観ていると、気付くことがあります。それは、1球1球、気持ちを込めて前に前に打ち込んでいることです。「緊張」ではなく「気迫」のようなものを感じます。他方で、中級者の試合を観ていると、3球に1球くらい、とりあえずラケットに当てて返しただけのような気の抜けた球が見られます。しかし、逆に「緊張」のようなものは感じます。こちらは「気迫」ではなく「緊張」です。上達すればするほど、気持ちの高ぶりを自分の内面にためるのではなく、相手コートに押し込んでいくようなエネルギーの出し方が身につくのかも知れませんね。これは、「迷わずに攻める」という姿勢とイコールであるような気もします。