2007年12月05日
弱いモノいじめ
このあいだの日曜日、法事があったんですけど、
久しぶりに祖父に会いました。
で、祖父に高校生の時に言われたことを、ふと思い出したんで、そのことを今日は書いてみますね。
僕の祖父は、テニスはまったく知らない人なんです。
でも、やたらとアドバイスみたいなことをしてくる人で、
正直、何度も、「うっとうしいジジイ」だと思ってました。
そんな祖父は、ことある度に、
「感謝せぇよ。」
と言ってくるんです。
何事も感謝することが大切。
それが、祖父の教えなんです。
で、ある時、試合で負けて、家に帰ってからも悔しくて、
部屋でカンシャクを起こしていたんです。
そしたら、祖父が、例によって、
「感謝が足りん・・・。」
僕も、相当苛立ってましたから、
「誰への感謝が足りないん!?」
と食って掛かったんです。
そしたら祖父は、
「対戦相手への感謝が足りん!!」
って、言うんです。
祖父は負けた相手に感謝しなさい。って言うんですよ。
僕はまったくもって意味が分からなくて・・・
だって、負けた相手ですから、もうある意味ムカついてしょうがないのに。
それを、感謝しろって言うんですから。
落ち着いて、話を聞いてみると、
「テニスっていうのは、一人では試合ができひんのやろ?
じゃあ、対戦相手がいることに、まず感謝せなあかん!!
そしたら、次はその人と試合をさせてもらえることに感謝せなあかん。
その感謝の気持ちがあれば、勝ち負けなんていうのは、
それほど重要ではないんや。」
みたいなことを言うんです。
そのときは、まったく理解できない話でした。
(いまでも理解してないですけど・・・)
要するに、試合の勝ち負けではなく、試合することが、幸せだと思えるようになりなさいってことだと思うんですけど、未だにその境地には達していないです。
一番、ムカついたのは、僕が初めて県で優勝したときで
初優勝で喜んで家に帰って嬉々と話をしていたら、
「お前は弱いモノいじめをしてきただけや・・・」
って悲しそうに言うんです。
どうやら、僕の喜び方に謙虚なものがなく、調子に乗っているように見えたんでしょう。
続けて、
「天狗になりなさんな・・・」
とか、渋い顔で言うんです。
別に、祖父は宗教に入っているわけでもないんですけど、やたらと、そういうことを言ってくるんです。
さすがに最近は、テニスのことで、何かを言われることは少なくなりましたけど、
「日々、感謝せぇよ」
とは、未だに言われます。
優勝してきても、褒めずに、それを「弱いものいじめ」と言える祖父は、ある意味すごく大事な存在です。
勝ったり、優勝したり、結果が出ると、周りの人間は褒めてくれます。
でも、そんな人ばかりでは、「おごり」が出てしまう。
それを、止めてくれる存在が祖父なんです。
現代の教育は、褒めて育てることが重要視されてます。
そんな時代だからこそ、祖父のようなことを言う人間も大事なんじゃないかと思いました。
久しぶりに祖父に会いました。
で、祖父に高校生の時に言われたことを、ふと思い出したんで、そのことを今日は書いてみますね。
僕の祖父は、テニスはまったく知らない人なんです。
でも、やたらとアドバイスみたいなことをしてくる人で、
正直、何度も、「うっとうしいジジイ」だと思ってました。
そんな祖父は、ことある度に、
「感謝せぇよ。」
と言ってくるんです。
何事も感謝することが大切。
それが、祖父の教えなんです。
で、ある時、試合で負けて、家に帰ってからも悔しくて、
部屋でカンシャクを起こしていたんです。
そしたら、祖父が、例によって、
「感謝が足りん・・・。」
僕も、相当苛立ってましたから、
「誰への感謝が足りないん!?」
と食って掛かったんです。
そしたら祖父は、
「対戦相手への感謝が足りん!!」
って、言うんです。
祖父は負けた相手に感謝しなさい。って言うんですよ。
僕はまったくもって意味が分からなくて・・・
だって、負けた相手ですから、もうある意味ムカついてしょうがないのに。
それを、感謝しろって言うんですから。
落ち着いて、話を聞いてみると、
「テニスっていうのは、一人では試合ができひんのやろ?
じゃあ、対戦相手がいることに、まず感謝せなあかん!!
そしたら、次はその人と試合をさせてもらえることに感謝せなあかん。
その感謝の気持ちがあれば、勝ち負けなんていうのは、
それほど重要ではないんや。」
みたいなことを言うんです。
そのときは、まったく理解できない話でした。
(いまでも理解してないですけど・・・)
要するに、試合の勝ち負けではなく、試合することが、幸せだと思えるようになりなさいってことだと思うんですけど、未だにその境地には達していないです。
一番、ムカついたのは、僕が初めて県で優勝したときで
初優勝で喜んで家に帰って嬉々と話をしていたら、
「お前は弱いモノいじめをしてきただけや・・・」
って悲しそうに言うんです。
どうやら、僕の喜び方に謙虚なものがなく、調子に乗っているように見えたんでしょう。
続けて、
「天狗になりなさんな・・・」
とか、渋い顔で言うんです。
別に、祖父は宗教に入っているわけでもないんですけど、やたらと、そういうことを言ってくるんです。
さすがに最近は、テニスのことで、何かを言われることは少なくなりましたけど、
「日々、感謝せぇよ」
とは、未だに言われます。
優勝してきても、褒めずに、それを「弱いものいじめ」と言える祖父は、ある意味すごく大事な存在です。
勝ったり、優勝したり、結果が出ると、周りの人間は褒めてくれます。
でも、そんな人ばかりでは、「おごり」が出てしまう。
それを、止めてくれる存在が祖父なんです。
現代の教育は、褒めて育てることが重要視されてます。
そんな時代だからこそ、祖父のようなことを言う人間も大事なんじゃないかと思いました。
わたしは思います。
わたしは、あるTV番組ではっとさせられたことがあります。
24歳の女性がガンと闘ったドキュメンタリーだったのですが、その女性はみんなへのメッセージとしてこういっていました。
「今、こうして、ひととお話できること、笑い合えること、おいしいものを食べられること、すべてが私にとってはしあわせ。」「みなさんも小さなしあわせをもっと大切にしてください。」
私は、いまじゅうぶんしあわせなのに、それ以上に何かを求めすぎて、しあわせをたくさん見過ごしていたことに気づきました。
それから、一日が数倍たのしくなりました(^-^)(^_^)(^-^)/"
ほめられれば気持ちいいしやる気もおきると思います。でも本当にほめてばかりでいいのでしょうか?子供の懇談会の後最後に必ず言われることは、お子さんをほめてあげてください。ですから!
でも今の子供たちって、他人に気を使えないんですよ!お菓子が5個あって5人いても平気で2個食べるとか!自分中心でほめられることばかりだから(学校は決してしからない)物事を感謝したり、他人に気を使うことができない!これは、ほめる教育だけでは培えないものだと思います。
今ほしいのは、コーチの祖父のような存在だと思います!ぜひ学校へ行って説教してください!
ほんと、マジでお願い!!
コメントありがとうございます。
幸せって、欲張っていると、ホントに見えなくなってしまいますよね。
僕も思い当たる節があります・・・
もっと小さい幸せを感じられるように日々を過ごしてみますね。
>ジュニアママさん
コメントありがとうございます。
うむむ・・・。
僕もコーチという教育をしなければならない立場の人間ですので、
こういったコメントは骨身に染みます。
無宗教に近い日本人である以上、道徳心や、マナーを教えるということにおいて
スポーツの存在は、かなり大きいものだと思います。
僕自身、まだまだ、人間として出来上がっていないですから、
偉そうなことをいえないですけども、一教育者として、子供たちに接していきたいと思ってます。